春の薬膳で体を整える|黒米と緑豆の春薬膳おむすび
- tetsuya takeshima
- 5月10日
- 読了時間: 3分
春は、冬の間に溜まった老廃物を排出し、心身を整えるのに最適な季節。そんな春の養生にぴったりなのが、自然の力を活かした「薬膳」。この記事では、体の巡りを助ける“黒米”と、余分な熱を冷ます“緑豆”を使った簡単なおむすびをご紹介します。食と香りの力で、春のゆらぎを整えましょう。

春は“巡り”の季節。薬膳で体をリセットしよう
あかね(アロマ好き) 「最近なんだか体がだるくて…春って、どうも不調が出やすい気がするんだけど?」
はなこ(薬膳に詳しい) 「それ、実は春の“気”の乱れが原因かもしれないよ。中医学では、春は『肝(かん)』が活発になる時期。冬に溜まった不要なものをデトックスする季節なんだ。」
あかね「へぇ〜。じゃあ、食べ物でもその“肝”を整えることができるの?」
はなこ「もちろん!今日は“黒米”と“緑豆”を使った春にぴったりの薬膳を紹介するね。」
黒米:血を補い、巡りを促す
はなこ「まずは黒米から。黒い色は『腎』を補う食材によく見られる特徴。黒米には鉄分やビタミンEが豊富で、血を補い、体を温める効果があるの。」
あかね「腎って、アンチエイジングに関係するって聞いたことある!黒米って、そんなにスーパーフードだったのね。」
はなこ「そう。春は気温が上がってきて、体内の巡りが活発になるから、巡りをサポートする黒米はとても理にかなってるんだよ。」

緑豆:熱を冷まし、体の毒を出す
あかね「緑豆ってあまり食べたことないなぁ。どんな効果があるの?」
はなこ「緑豆は“涼性”の食材で、体にこもった熱を冷まし、毒素を出す働きがあるよ。春先の吹き出物や肌荒れ、むくみにもおすすめ。」
あかね「お肌にいいなら、女性にうれしい食材だね!」
はなこ「黒米が補う系、緑豆が排出系って感じで、2つを組み合わせると春の薬膳にぴったりのバランスになるんだ。」

おすすめ!黒米と緑豆の春薬膳おむすびレシピ
材料(4人分)
黒米…2カップ
緑豆…大さじ2
クコの実…少々(お好みで)
酒…小さじ1
みりん…大さじ2
塩…小さじ1/4
作り方
黒米と緑豆を洗い水につけ1晩おきます。
クコの実は酒につけ柔らかくしもどします。
緑豆はたっぷりの水を加えて柔らかく茹でます。
黒豆の水をきってナベに入れ合わせ調味料を入れます。
水を黒米と同量より3~4割増しにして炊飯器で炊きます。
炊きあがった黒米に茹でた緑豆とクコの実を混ぜておむすびにします。

炊きあがった黒米に茹でた緑豆とクコの実
あかね「うわ〜、簡単なのにすごく体に良さそう。朝ごはんにぴったりだね。」
はなこ「そうだね。胃腸に負担をかけないし、薬膳初心者にもおすすめだよ。」
春は体を内から整えるチャンス
春は心も体も切り替えの季節。黒米や緑豆のような自然素材を上手に取り入れることで、季節の変わり目を快適に過ごすことができます。薬膳の知恵を活かして、やさしく体を整えましょう。



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